“歯科から血管を守る” 意味と重要性
血管を守る とは: 歯周病の治療は 歯を残すためだけではなく 全身の血管を守ることにも大いに関係します。歯周病菌が全身の太い血管・細い血管に悪影響することは 以前より解明されています。歯周ポケットに P.ジンジバリス菌などが生息し炎症があれば、そこから毛細血管に歯周病菌やその毒素が入り込み、全身の血管に悪影響します。そこで発生する炎症性サイトカインも悪影響に働きます。
また全身の血管が健康であれば、歯周組織の血管の健康も維持しやすいし、壊された歯周組織を再生させるためには健康な毛細血管の新生が必要になります。
あたりまえのことですが 血管が健康であることが、若さを保つことには最も大切なことです。
歯周ポケットから LPS(歯周病菌が持っているリポポリサッカライドという内毒素)他不要なものを血管に入れないようにすることが、全身の血管を守り、老化防止に効果があると言われています。抗炎症治療、除菌を繰り返し行うことによって全身の血管を守り、口腔内の毛細血管を新生させることにつなげようと治療をしております。
血管内壁を酸化させる高血糖の防止も血管を守るために重要な事です。
血管壁を詰まらせるLDLが高くならないような食事指導、中性脂肪を増加させない指導(運動の指導)
これも重要な事です。こういうものを総合して歯周病治療をしていきます
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