湖西市 歯周病検診
湖西市 「歯周病検診」
湖西市民の歯や口腔の健康づくりの為に、湖西市健康増進課と浜名歯科医師会の歯科診療所の共同事業として企画しました。
歯を失う最大の原因は歯周病です。また歯周病は全身のさまざまな病気に関与することも判明してきました。
歯周病を早期に発見し、進行を食い止めるには定期的な検診と定期的なキュアー・ケアが必要なことは常識となっています。
湖西市では 満40歳 50歳 60歳 70歳の人を対象に無料の歯周病検診を実施します。令和3年度は、湖西市健康増進課から検診のための「無料クーポン券」が郵送されます。クーポン券に記載されている内容を見て、 湖西市内の浜名歯科医師会の歯科医院に歯周病検診に行って下さい。
クーポン券の説明に記載されている浜名歯科医師会の歯科診療所に電話して予約をとり無料クーポン券と保険証を持参して来院して下さい。歯周病検診と結果の説明とアドバイス・指導までが無料になります。
もし悪いところがある場合や、悪くなくても歯垢・歯石の付着があり今後の悪化が懸念される場合には、改めてアポイントをとってもらい精密な検査後、治療に入ります。ただし湖西市の歯周病検診後に治療をする場合 検診後1カ月以内なら初診料が不要なので、その分お得な設定になっています。
何も問題のない方は、今まで通りのブラッシング等で今後も「いい状態」を保つ努力をして下さい。ただし半年に1回以上の定期検診を勧めます。病的でなくても歯周病のリスクが高い人は3カ月ごとの歯周病のリスクを低減させるための治療をすることを勧めます。
検診の結果、歯肉炎がある・歯周炎がある・出血がある・歯石がある・歯周ポケットがある(特に4mm以上ある人)等の結果が出た方は、各種精密検査を受けて歯周病治療を受けるべきです。
歯周病治療の流れは、
1.歯の周りの歯肉・骨(歯槽骨)がどの部位がどのように悪くなっているか調べ診断
2.病態を説明、治療方法の説明・同意
3.初めに 歯の周りの汚れを清掃、歯石除去、歯周ポケット内の清掃(デブライトメント・SRP・PCUR)。 再度検査後、炎症が治まれば経過観察に入り、3~6ヶ月したら再発がないか検査に来院してもらいます。歯周ポケットが深い人や、グラツキが出ている人の場合には、上記以外に各種治療が必要です。また破壊された歯肉・歯槽骨はブラッシング・歯の清掃をしただけ回復することは難しいので、全身管理の問題・栄養の問題・運動の問題・代謝性疾患との関係・活性酸素の問題・プロバイオティクスの利用他 その人の状態に合わせた治療が必要になります。西洋では 「ハーブ」 東洋では 「生薬」 といわれる天然の薬草も効果があります。
歯周ポケットの深さ 【 ○○ mm】の意味合い、注意点
歯の周りには誰でも健康な歯肉でも“溝”があります。その溝が歯周病によって深くなっていく事が問題となります。それを歯周ポケットと言います。歯周病の原因は歯周病菌です。歯周病菌は、酸素が嫌いで酸素が届かない深い歯周ポケットの中に生息して、各種毒素を出し、歯周組織を破壊していきます。
一つの目安として 歯周ポケトが4mm以上あると「中等度歯周炎」に罹患していると判断します。4mmのポケットの深さを2mmぐらいの深さに改善するのが歯周病治療です。歯科医院ではアタッチメントロスのことも説明します。ポケットが2mmであっても進行した歯周病のこともありますので注意は必要です。
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